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「じんぶん堂」に「民主主義をしぶとくするために「自分で調べる」 宮内泰介さんがすすめる5冊」掲載

出版社と朝日新聞社が共同して人文書の魅力を伝えるサイト「じんぶん堂」に、「宮内泰介による「民主主義をしぶとくするために「自分で調べる」 宮内泰介さんがすすめる5冊」が掲載されました。とりあげた本は、『実践 自分で調べる技術』の他に以下の5冊:

 

  • 外岡秀俊氏『情報のさばき方-新聞記者の実戦ヒント』(朝日新書、2006年)
  • 青砥恭氏『ドキュメント高校中退-いま、貧困がうまれる場所』(ちくま新書、2009年)
  • 谷富夫氏・山本努氏編著『よくわかる質的社会調査 プロセス編』(ミネルヴァ書房、2010年)
  • 佐野眞一『目と耳と足を鍛える技術-初心者からプロまで役立つノンフィクション入門』(ちくまプリマー新書、2008年)
  • 野村進『調べる技術・書く技術』(講談社現代新書、2008年)

 

 

(引用)

むしろ『実践 自分で調べる技術』で強調したかったのは、そういう「技」をとりあえず知っておく、ということだ。あるいは、そういう「技」のありかを知っておくことだ。「調べることで民主主義を回復させよう」と主張するこの本の主眼は、情報のありか、考える材料のありかを押さえておこう、ということだ。いつもそれを使わなくてもよい。しかし、何かあったときにそれが使えること。必要なときに依存できる確かな資源を、なるべく多く持っておくこと。そのことが私たちの民主主義をしぶとくする。